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3月21日(火)曇で暖かい日でしたがスギ花粉は減少し、20.4個、ヒノキ花粉は、20.1個、その他の花粉21.3個でした。

[2023.03.22]

曇で、最高気温も18.5℃まで上がり、午後からの南風でしたが、飛散する花粉は減少し、スギ花粉は、20.4個、ヒノキ花粉は、20.1個、その他の花粉は21.3個(含むハンノキ)でした。明日からは天気は下り坂で、週の後半は雨の日も多い予報です。
スギ花粉は、昨日よりさらに飛散数が少なくなり、確実に飛散のピークを過ぎたようです。その反面、ヒノキ花粉が、スギ花粉とほぼ同数飛散してきていて、ヒノキ花粉の飛散数の方が多くなる、『スギとヒノキの飛散数の逆転』が、もうすぐ起こりそうです。スギ花粉は、2月に入ってから、気温が高い日が続いたため、一気に飛散数が増加し、短期間で飛散数が減ってきている様です。関東南部のスギ林の飛散は大方終了しかけているのでしょうか?今後は、関東北部やスキー場のあるような地域や、標高の高い地域からのスギ花粉の飛散が増えてゆく時期になってゆきます。これからは、今年は、例年、秋にヒノキ花粉の花芽がはっきりされることは、ほとんどないのに、昨年、ヒノキの花芽の成長の良さが観測されたと報告されています。ヒノキ花粉は、スギ花粉が、夏の終わりには、花芽の成長が終わっているのに対し、ヒノキ花粉は、冬眠から覚醒した後の春に時期に成長するという特徴を持ちます。今春は、飛散数が多いと分析されているヒノキ花粉がこれから増加する時期です。2月の気温の高さと、時々雨の降る気象条件は、ヒノキ花粉の飛散を増やすのに好条件となっているのかもしれません。まだまだ注意が必要です。

◆クリニックでは、耐え切れない花粉症症状のため、ゾレアの注射を希望する方が増加しています。また、発売の年から昨年までの3年間は、1回の注射で済んだ方が、今年は、3月のスギ花粉が非常に多く飛散した時期に、2回目を受ける方が増えているのが目につきます。

保険適応で接種するには、初診では採血が出来ないこともあり、、抗ヒスタミン薬と点鼻ステロイドを使用してもなお、重症~最重症の症状が一週間以上あることを確認した後、総IgE値を測定し、この値と体重より、必要なゾレアの投与量を、4週ごと、あるいは2週ごとの接種と決定しする必要があります。そのため、2回から3回の受診必要ですので、なるべく早く受診し、接種のために必要な過程を終了して下さい。

【重症花粉症の治療に~ゾレア注射について】更新2023.2.20☞

◎本日までのスギ+ヒノキ花粉飛散総数が6811.0個になりました。東京都の発表による都内のスギ+ヒノキ飛散総数が11,500個とすると、59%位飛散終了した計算になります。今後のスギ飛散の状況と、今年は、飛散数が非常に多いと分析されている(多ければ、スギ花粉と同数~8割飛散すると分析されている)ヒノキ花粉の飛散状に注意が必要です。

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