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2月16日(金)スギ花粉36.4個、ヒノキ花粉0個、その他の花粉2.2でした。

[2024.02.17]

 

晴れて日差しは春のような天気となり、スギ花粉はさらに増加し、36.4個でした。その他の花粉は、ハンノキ0.6個、トウヒ0.3個、不明1.2個でした。ハンノキは、例年、スギ花粉より早く飛散を開始し、少量ながらその飛散が持続し、ヒノキ花粉が5月の連休すぎに飛散を終了しても、その後まで観測される花粉です。スギ花粉症の方が、ハンノキ、シラカンバの花粉症を合併していることも多く、口腔アレルギー症候群(OAS)を持つことが多いため、スギ花粉の方で、果物にアレルギーを持つ方は、ハンノキやシラカンバのアレルギーの可能性を考える必要があります。また、スギ花粉の観測される前から花粉症症状のある方は、ハンノキを検査する必要があるかもしれません。

週末は天気が良い予報ですが、来週は前線が停滞し、天気の崩れる日が続く予報です。この時期、天気は周期的に変わりながら、春へと季節は変わってゆくと分析されます。多くのスギの雄花は、もういつでも開き、花粉を飛ばす用意が整っていると考える必要があります。天候が回復すれば、いつでの多くの花粉が飛散してくると考える必要があります。

クリニックでは、昨日のスギ花粉の増加に伴い多くの方の花粉症症状は強くなり、薬を取りに来る方が増えています。まだ、今年の花粉シーズンの入り口にさしかかった所です、治療を開始していな方はすぐ、現在の治療で症状が改善しにくい方はすぐ治療を見なおす、ステップアップを考えてください。ここ数日で、対症療法で抑えきれず、重症花粉症にのみ適応のある抗IgE抗体『ゾレア』を打つ方、問い合わせが急増しています。

最大限のディフェンスをまず実施してださい。

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