3月14日(木)スギ花粉54.6個、ヒノキ花粉4.9個、その他の花粉1.9個でした。
本日も良く晴れて最高気温が15.6℃まで上がり、日中は南風となる時間帯がありましたが、風が弱かったせいか、スギ花粉は減少したとはいっても、54.6個、ヒノキ花粉は、その比率が次第に増加し、4.9個、その他の花粉が1.9個(オオバヤシャブシ 1.2個、不明0.6個)でした。
しばらく天気は安定し、春の暖かさです。桜の開花宣言が聞かれるようになりました。東京の開花宣言3/21、満開は3/28と発表されました(日本気象協会)。
来週も、西から前線が近づいてくる予報ですが、今のところ、晴が続き、週末は20℃を越える日もあるようです。今が今年の飛散ピークの真只中と判断されます。
外来では、先週からの花粉飛散の増加にともない、おさえきれない位強い花粉症症状、特に目にかゆみが強い方、まぶた(眼瞼)、顔面の皮膚のかゆみを特徴とする花粉症皮膚炎が強くなってくる方、一晩で眼と眼瞼が腫れあがる方も出てきました。眼の症状の強い方は、眼鏡や花粉用ゴーグルタイプの物を検討する必要がある方も出てきています。また、今年初めてスギ花粉症を自覚する方も見受けられます。
花粉症治療をステップアップする、花粉を吸い込まないよう、最大限のディフェンス(セルフケア)、花粉を避けるため外出を控えるなどの対策を、実施して下さい。
●日本気象協会のスギ花粉予報では、
明日(3/13)の予想は『やや多い』(10~30個)です。しかし現在の飛散状況からは、もっと多くの飛散の可能性があります。
◎今年のスギ+ヒノキ花粉の飛散総数を6,200個(千代田区)とすると、
『スギ花粉が、約42%、ヒノキ花粉は1%、残りが57%』となりました。