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1月20日花粉情報

[2019.01.21]

2019年スギ・ヒノキ花粉情報・品川区:ダーラム法(個/㎠)

1月20日、例年、すぎ・ヒノキ花粉飛散予報を行っている学術講演会において、佐橋氏、村山氏より、最新の花粉飛散の関する分析結果が発表され、東京都内での飛散総数は、飛散の多かった2018年より減少するもの、最近の10年平均(4,000~5,000個)と同数の、約5,000個が飛散すると予測されました。

スギ花粉の飛散開始日は、例年通り、2月13日と予想されました。
約5,000個という花粉量は、花粉が3,00個を越えると、症状が強くなると分析されていることを考えると、十分な注意が必要となる年になると考える必要があります。

お正月からの最高温度の和は、203.3℃となり、例年積算温度が400後を越えると、飛散開始となる目安と考えられています。

2019年スギ・ヒノキ花粉予報 ー総括ー

2019年のスギ花粉飛散は、「ここ10年平均を上回る、多めの花粉のシーズン」となると予想されます。
昨年の夏の猛暑の影響を受け、花粉の生産に最も強く影響する7月~8月の日射量が多かったため、花粉が多くなる条件がそろって『例年通りの飛散~やや多めの飛散量』となると予測されます。
飛散数予測は、5,000~5,500個(例年比110%増・都内)
昨年はヒノキ花粉が約4,000個と極めて多く飛散したためスギ+ヒノキ飛散総数が8,000個であった事から比較すると、花粉総数は昨年比60%と減少はしますが、5,000~5,500個という花粉数は、花粉数は2,000個(シーズン)を超えるとかなり強い症状を引き起こすと分析され、2019年もかなり手ごわいシーズンとなると予想され充分な対策を立てて治療することが必要です。(参考データ:.NPO花粉情報協会)

飛散開始日

飛散開始(1cm2に1個以上の花粉が連続観察された初日)は、スギの雄花は、秋の低温にされされることと、日照時間が長くなる条件を受けないと、冬眠からの覚醒が遅くなることが分かっています。昨年秋が暖かかったため、休眠打破が遅れると分析され、飛散開始は、例年よりやや遅い2月15日頃以降と予想されます。

初期療法について

花粉の飛散してくる前から、早めに治療薬を使い始めて症状をなるべく出さない(程度を軽く、短くする)ことが可能です。
治療開始時期は、「飛散開始の約1週間位前から、あるいは、花粉を感じたらすぐ」を目安にして下さい。

花粉データについて

当花粉の測定は品川区で測定しています。気象庁のある千代田区と品川区の花粉数は相関が高く、東京南部花粉数=品川区と判断してよいと考えられています。 2017年には環境庁が全国的な花粉飛散予測を実施しなくなり、東京都の花粉情報(とうきょう花粉ネット)も、2018年春で、リアルタイム(自動測定器)での花粉情報の配信を終了し、2019年よりダーラム法のみの測定となります。当花粉情報が、スギ花粉症の方々に、また治療にたずさわる医療関係者、研究者の方々のお役に立てることを願い、情報を広く公表してゆきます。宜しくお願いいたします。また、この花粉情報は、都内で30年以上、ダーラム法で花粉観測を実施し公表している、遠藤耳鼻咽喉科・アレルギークリニック測定データを公開しております。

リンク

1.東京都の花粉情報
(今年から、昨年までの自動測定器(リアルタイム・モニター)での計測をやめ、ダーラム法での測定結果のみとなると発表されました。残年ですが、致し方ない現実です。)
2.環境庁はなこさん
3.NPO花粉情報協会
4.遠藤耳鼻咽喉科・アレルギークリニック

 

日々の測定値はこちらをご覧ください

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