スギ花粉63.9個、ヒノキ花粉0個、その他の花粉は0.6個（不明）でした。

朝のうちは北風で寒いくらいの気温でしたが、昼過ぎには気温も上がり南風となり、予想通り多くの花粉が飛散し、63.9個のスギ花粉が観測されました。クリニックでは、ここ数日の多い花粉飛散により耐え切れない程強い花粉症の症状を訴える、重症、最重症の方が続発してきています。2020年よりスギ花粉症に対し保険適応となった『抗IgE抗体（ゾレア）』を接種する方も増えてきました。

明日は、関東では強い南風が吹き、「春一番」となる可能性があります。スギ花粉飛散初期に、気温が上がり、乾燥して、強い南風という条件がそろえば、南関東を花粉の発生源とする大量の花粉が飛散して起こる、過去にも数回経験したような、『極めて大量の花粉飛散』が起こる可能性があります。

◎春一番とは、
『立春から春分までの間に、日本海を進む低気圧に向かって、南側の高気圧から10分間平均で風速8m/s以上の風が吹き込み、前日に比べて気温が上昇すること』を示します。

来週も気温は高めで、乾燥も続き、今週末が、今年の花粉飛散の第一ピークとなる可能性が高くなってきました。その後、今年は、花粉飛散が多い状態が続き、そのまま飛散ピークへと移ってゆくかもしれません。最大限の防御をする必要があります。