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アレルギーの免疫治療7 減感作療法②

2007年スギ花粉症対策1 治療法① 2007年スギ花粉症対策2 治療法②
2007年スギ花粉症対策3 症状について① 2007年スギ花粉症対策4 生活の注意点①
2007年スギ花粉症対策5 生活の注意点他② アレルギーの免疫治療6 減感作療法①
アレルギーの免疫治療7 減感作療法②

 

アレルギーの免疫治療7 減感作療法②

Q25 副作用はありますか?
注射が維持量に達するまで、通院回数がかかることがありますか、治療エキスが体に及ぼす副作用はありません。しかし、注射の量が増加すると、注射部位が腫れることがありますそのため投与量を、注射の腫れが、直径20mmを目安に調節します。

 

Q26 妊娠・授乳中は出来るのでしょうか?
スギ花粉は、通常体に入ってくる物質ですので、これを治療用に大量に投与し、免疫の過剰反応を抑制します。そのため治療薬のような副作用はなく、妊娠、授乳中も施行可能です。

 

Q27 注射で喘息発作が誘発されたり、アトピー皮膚炎が増悪することはありませんか?
注射の反応が強い時、投与量を無理に増加すると喘息が誘発されることはあると言われますが、このようなときは、全身のアレルギー反応が亢進して過敏性が高まっていることにより症状が発現していると判断されます。(私達のアレルギーグループにおいては、十分注意して無理な増量はしないため、全身の重篤な過剰な反応は経験していません。)

 

Q28 治療効果はどのくらいですか?またどのくらい持続するのですか?
維持量まで達すると、治療効果は約70%と判定されています(施設により異なりますが。)。
この数値は、ステロイド点鼻薬・抗アレルギー薬の治療効果が70%ゆかないことを考慮すると、長期間の通院の回数は必要ですが、治療法として取り入れること考慮してよいと判断できます。
また治療の途中でも、対症療法で使用する薬剤が減らせるなどの効果もあります。
また維持量まで達し、その後注射をやめても、個人の免疫反応により違いはあると言えますが、治療薬の必要のない状態、発症しない状態に誘導も可能と判断できます。

 

Q29 子供でも出来るのですか?
注射は痛みを伴うため、自分で病態の理解が出来、自分で治療を希望した場合に行います。
(そのため、小学校に上がってから施行する場合がありますが、慎重な判断が必要です。)

 

Q30 新しい治療法(経口減感作)その他はいつ実施の予定なのでしょうか?
経口減感作(舌下)は、現在ボランティの協力下、臨床での治療効果・安全性の確立を目指して研究中です。この治療法は、今後我々アレルギー専門医により臨床で実施してゆく予定ですが、少なくとも数年(早ければ限られたアレルギー専門施設で3.4年後の可能性?もあるかも知れませんが、詳細は不明。)はかかると判断します。

 

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