【2021年スギ・ヒノキ花粉飛散 シーズン総括】
【シーズンまとめ】
【2021年スギ・ヒノキ飛散】
【スギ・ヒノキ飛散数】
【2021年スギ・ヒノキ花粉飛散 シーズン総括】
- 飛散総数は、『前年比』で多ければ 2 倍。 『過去 10 年平均』との比較で 70~80%。スギ花粉 3000~3200 個、ヒノキ花粉 400~500 個
- 飛散開始日 2 月 10 日すぎ
と予想しましたが、予想に近い飛散状況でしたが、それよりやや多くの花粉が飛散しました。
【2021年シーズン総括】
スギ花粉飛散総数 3914.7個
スギ花粉飛散開始 2月11日 飛散終了 3月15日
ヒノキ花粉飛散総数 655.6個(スギ花粉の16.7%)
ヒノキ花粉飛散散開始 3月10日 ヒノキ花粉飛散終了 5月5日
スギ+ヒノキ花粉飛散総数 4570.3個
(昨年(2020年)のスギ花粉2456.7個、ヒノキ花粉377.3個)
【まとめ】
- スギ花粉飛散開始は、例年並みよりやや早い、2月11日。
- ヒノキ花粉飛散開始は、例年並みの、3月5日。
- スギ花粉飛散総数は3914.7個と、例年平均約4,000個とほぼ同じ飛散数の年となりました。
【1】 昨年のスギ花粉2456.7個、ヒノキ花粉377.3個と比較して、
スギ花粉は昨年より多く1.6倍、また、スギ花粉飛散開始後は、雨が降っては気温が高く、大量の花粉が飛散するパターンが繰り返し、そのため、スギ花粉は、昨年より症状の強い方がほとんどでした。
【2】ヒノキ花粉は、昨年より多く、1.7倍、何より、飛散終了も5月5日とほほ例年通りとなりました。
暖冬の影響を受けてヒノキも早く終息に向かい、例年の飛散パターンでは、飛散のピークが2つできる(二峰性)のに対し、一つの山となる(一峰性)となり、シーズン後半になって、ヒノキ花粉のため症状が再度強くなることの少ないシーズンでした。
しかしながら、少なかった昨年の2倍近い飛散数となったため、体感では、症状を強く感じた方の多い花粉シーズンとなりました。
【本年の飛散に対する予想の評価】
シーズン前、前年比で多ければ 2 倍。 『過去 10 年平均』との比較で 70~80%。
スギ花粉 3000~3200 個、ヒノキ花粉 400~500 個
飛散開始日 2 月 10 日すぎ
と予想しましたが、ほぼ予想通りの飛散でしたが、予想数より20~30%位多く飛散し、開始もやや早いシーズンとなりました。
◎スギ花粉に対する免疫療法である、舌下免疫療法(SLIT)『シダキュア』を継続していた方は、ほとんどが軽症あるいは、ほぼ無症状ですごせる方が大部分でした。
◎重症花粉症に対して、2020年より保険適応となった抗体製剤 『ゾレア』を使用した方は、予想よりやや少なくて済み、治療効果は良好でした。
(最後に、過去30年以上、ダーラム法により毎日花粉を顕微鏡で観察し、観測結果を深夜配信してくださったDr、Endo.M.D.に心より敬意を表するとともに深謝いたします。今年も本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。)
(2021年も当サイトにアクセスしていただき、ありがとうございました。本日で今年度の配信を終了いたします。)