メニュー

ながくらクリニック通信Vol.64(2016/1/11)

出版のお知らせ!

「子どもの花粉症・アレルギー性鼻炎を治す本」(2016.2.10 発売)

◆子どもの症状はくしゃみ、鼻水だけでない。
◆年齢別の対応法と根本的な最新治療がわかる!

【はじめに】

2016年新春を迎え、今年のスギ花粉症が気がかりな時期となりました。
今年は昨年より多くの花粉が飛散し、暖冬の影響を受けて、早めにスギ花粉シーズンが到来すると予想されています。

この時期、花粉症のお子さんをお持ちの方も、また現在花粉症に発症していない方も、そして、ハウスダスト(ダニ)のアレルギーを持っている方も、「花粉症・アレルギー性鼻炎」をいかに見つけ、治療してゆくかを、イラストを多く取り入れ、分かりやすい様に工夫をこらし、一冊の本にまとめ上げました。気になるテーマから読んでいっても、また、勿論、じっくり最初から通して読破していただいくのも大歓迎です。

「花粉症・アレルギー性鼻炎」は、治らない病気、だから、薬を必要なとき使えば良いと考えていることがありませんか?確かに、それでその場をしのぐことは可能かもしれません。しかし、根本的、積極的な取り組みではありません。それで、アレルギーは治ってきていません。これに対し、根本的な治療法として、「免疫療法」があります。約100年前から、アレルギーの治療ワクチンを皮下注射する皮下免疫療法(SCIT)という方法が行われていました。しかし、痛みや副作用が起こりやすい、通院しきれないなどの問題があり、特に、子供が治療を続けるには大変な治療法でした。
これに代わり、30年以上前から、ヨーロッパで開発された注射をしないで、根本的にアレルギー体質も改善する治療法が開発されてきました。これが、「舌下免疫療法(SLIT)」です。我国でも、2014年よりスギ花粉症の治療が可能になりました。また、2015年にはハウスダスト(ダニ)の治療が可能となりました。この新しい治療法もページを十分に使い解説しています。

この本を通して、子供の「花粉症・アレルギー性鼻炎」の見つけ方、どう治療してゆくかを、参考にしていただければ幸いです。より良いアレルギー治療が実現し、アレルギー性疾患が克服されるために、一緒に努力しゆきたいと思っています。

2016年1月1日
永倉仁史

内容】
第1章 この子の症状、花粉症? 別の病気?
第2章 子どもこそ必要な早めの対応
第3章 乳幼児期から始めたい花粉・ダニ対策
第4章 正しく使う症状を抑える薬
第5章 12歳になったらできる! 新しい免疫療法

講談社
『健康ライブラリー・イラスト版』
2016年2月10日発売予定
1,300円

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME