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ながくらクリニック通信Vol.57(2015/1/25)

2015年 スギ花粉予報(第2報:2015/1/25)

2015年1月25日、第66回関東耳鼻咽喉科アレルギー懇話会が開催され、気象業務センター 村山氏より、今春のスギ・ヒノキ花粉予測が修正発表されました。当クリニック(品川区)での飛散状況と気象条件・雄花着花量による分析を加味し、今年の花粉予測を発表します。(東京都が発表する花粉予測は、気象庁のある千代田区での予測値であり、当測定場所(品川区)は、花粉の飛散傾向はほとんど同様ですが、千代田区の測定値より例年10-20%多くなると分析されています。)

【2015年の予想】

スギ花粉の飛散量は、おもに前年の夏の気候と樹勢に大きく影響をうけます。
関東地方の昨年7月は猛暑であったことと、昨年の花粉数が少なかったことにより、スギ雄花は多くの花粉をつけるため、2015年、スギ花粉飛散量は多くなると分析されます。
 南関東で、例年平均の1.9~3.5倍と多くなると分析され、都内では昨年の2~3倍、予想される花粉数は、4,500~5,500個を超えるとも予想されます。

【飛散開始】

の気象条件がほぼ例年並みと予想されるため、平年通りの2月中旬(10~17日頃)。また飛散総数が多いため、飛散開始より短期間で本格的な多い飛散になりやすいなど、スギ・ヒノキ花粉の症状の強い花粉シーズンになると予測されます。

【皮下免疫療法(SCIT)を受けている方へ】

①2014年の都内の花粉飛散量は少なめでした。そのため、皮下免疫療法(SCIT)を受けている方の多くは、治療薬を必要としなかったり、治ったと思い免疫治療を中断した方も多くいると思われます。
今年は、かなり大量の花粉飛散が予測されています。皮下免疫療法(SCIT)の継続年数の少ない方は、早めから抗ヒスタミン薬などを併用する(初期療法)などの対策を実施して下さい。

【シダトレンの治療を開始した方へ】

免疫治療は治療の効果が表れるのに時間がかかります。昨年よりシダトレンの治療を開始した方は、その治療効果がすこしずつ出てきた頃です、そのため、今年は花粉飛散数が多いため、初期療法(予防)を併用すると同時に、マスクをするなど、セルフケアを徹底する必要があります。

追加

【秋のスギ花粉飛散

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