メニュー

ながくらクリニック通信vol36(2010/12/16)

【2011年のスギ花粉予 報】

【2011年のスギ花粉予報】 2011.1.17 を発表します。
関東耳鼻咽喉科アレルギー懇話会(2011年1月17日)が開催され、専門家より本年度の花粉予報が発表されました。

◆【スギ花粉飛散予想】

1.スギ花粉総飛散量(ダーラム法)

昨年の
都内で5倍の、7,500個
関東で、昨年の7倍

2.飛散開始

南関東で、2月15日から20日
年明けからの長期予報では(ラニーニャ現象の影響を受け)、
1月は冷え込む。
2月には気候が改善し
3月は、順調な春の予想の為、
と予想され、飛散開始は、例並みか、やや遅め、

総飛散量が非常に多いことの影響を受けて、
花粉飛散開始後、気温の上昇により、急激に花粉飛散数が増加する可能性も高いことに注意が必要です。
◎例年、飛散開始より30個・日になるのには、通常、約2週間かかることが多いのに対し、今年は、花粉飛散開始より一気に、花粉症症状が強くなる目安となる、30個、50個・日を超えてくると予想され、急激な花粉症症状の増加に注意が必要と予想されます。

症状の重症化を起こしやすい50個/cm2以上の日が、シーズン中、40日はあると予想され、花粉症対策を、早期より十分に実施する必要であることが、発表されました。

◎今年は、2005年の測定史上最高の飛散に次ぐ、第2番目の大量飛散になる予想と発表されました。
昨年の記録的な猛暑にもかかわれず、史上最高の飛散にならないと予想される理由は、①2010年度は、7月の最高気温は高かったが、日射量が2005年より少なかった。
②2010年度の8月・9月の最高気温は高く、日射量も多かった。
総括としては、昨年度はスギ雄花の成長に必要な7月の日射量がやや不足したため、2005年の大量飛散を超える飛散は起こらないと予想されました。

 【2.2011年スギ・ヒノキ花粉シーズンの注意】

①大量飛散により、急激な花粉数の増加が起こることが多く、花粉症症状の飛散開始より急激に症状が強くなりやすい。
症状の強い期間が、長期間継続する
③今年度、初めて花粉症発症する可能性、また、花粉症対策、治療を実施しても、症状を軽減出来ないことの起こる可能性が高い。

など、早期からの花粉症対策、花粉症治療(初期療法:症状のない時期、あるいは、軽い時期からの治療)が重要と判断されます

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME