メニュー

ながくらクリニック通信vol30-②-5(2009/1/4)

2010年スギ花粉症予報・対策Q&A②-5

⑤生活の注意点他 Ⅱ

Q22 眼の症状に対する治療について
花粉症の時期には、抗アレルギー薬の点眼薬(インタール・ザジテン・リボスチン・パタノール点眼液など)や、抗アレルギー薬の内服を使用します。また、鼻症状に対し、花粉飛散前より予防的投与を行うことが効果的であるのと同様に、点眼を予防的に早期から行うことも有効です。
しかし、抗アレルギー薬の点眼薬により、花粉飛散のピーク時に、どうしても眼症状が軽減しない場合、ステロイド点眼薬(一般に、0.05、0.1%フルメトロン点眼薬など)を併用することが必要となることもあります。しかし、ステロイド点眼薬は慎重な使用が望ましく、眼症状(眼球結膜、眼瞼腫脹など)の改善しない場合には、眼科の受診を薦めています。

Q23 コンタクトレンズ使用の場合の注意点について。
①抗アレルギー薬の点眼薬は、ハードコンタクトレンズやソフトコンタクトレンズ(1day・2weekなど)を使用する場合、使用法を注意すれば、通常の眼のかゆみに対して使用が可能です。
②点眼は、原則としてレンズを装着していないときに使用してください。
点眼薬をさしてコンタクトレンズを装着する場合は、少なくとも5分間空けてください。
もし、レンズ装着中もかゆみ・充血などが軽減しない場合にはを使用しない選択をして下さい。
 また、コンタクトレンズ装着中には、人工涙液(防腐剤無添加が安全です。)で、目に入ってくる花粉を洗い流すような頻回の点眼が効果的です。
【参考:人工涙液(防腐剤無添加のもの)について】
1回の使いきりの物が、残りを汚染させる恐れがないためすすめられます。
(市販で、ソフトサンティア・マイティアドライミニ・アイリスCL-1・ティオーレCL・
ノアールリフレッシュなどがあります。)また、治療用としても処方が可能な点眼液があります。
また、レンズの汚れを落とすための洗浄を十分行うことも必要です。
③眼の洗浄剤について
市販のカップ式などの洗浄器具は、眼の周りについている汚れやスギ花粉のアレルゲンを眼に入れる危険性もあり、また洗浄剤の中に防腐剤が入っていることもあり、使用はあまり好ましくないと
判断されます。

Q24 スキンケアについてー花粉症皮膚炎―
花粉症の時期になると、皮膚のかゆみ、特に花粉が直接当たる顔の皮膚がかゆいなどの症状を訴える人がいます。花粉症皮膚炎とも呼ばれ、アトピー性皮膚炎・ドライスキンなどでバリアー機能の低下している状況でより起こりやすいと言われています。対策としては、マスク・帽子・めがね(ゴーグル)をして、花粉が直接皮膚に当たるのを避ける、ドライスキン・アトピー性皮膚炎の対策としてのスキンケアを十分して、皮膚のバリアー機能を低下しないよう注意すること、抗アレルギー薬を内服するなどの対処が大切です。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME