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ながくらクリニック通信vol25(2009/1/1)

2009年スギ花粉予報(第3版)

あけましておめでとうございます。
・2009年スギ花粉予報
・2008年秋のスギ花粉飛散
・当クリニックで減感作療法を施行中の方へ

について転載します。

①2009年春のスギ花粉飛散量

2009年春のスギ花粉飛散量は、関東において過去10年の平均値と同じか、やや多いと予想されます。すなわち、
1.スギ花粉3654個・cm2・シーズン(都内)
と予想されます。 (気象情報センター村山氏による)

【1】この予測は、昨年度の夏の気象条件(最高温度・日射量)を分析して、昨年9月に、私が予想した予測値とほぼ同様といえます。
(参考)クリニック通信Vol.22(2008/9/16 http://nagakura- ac.com/nct/nct_22.htm

【2】スギ花粉飛散総数は『過去10年間の平均値と同じか、やや多い』と予想されますが、実際、慈恵医大アレルギー研究班によるスギ・ヒノキ花粉飛散総数の推移(品川区)を見てみますと、

(参考:過去20年間のスギ花粉飛散総数の推移

スギ花粉飛散総数の平均値が、
(1)S.62年よりH.8年までのスギ花粉平均値が約1,900(1933.1)個
(2)H.9よりH.20年までのスギ花粉平均値が約3,800(3807.6)個
と急激に増加していることが分かります。(この原因は、最高気温・日射量・温暖化などの気象条件、スギ林の樹齢・造林面積などの条件によるものと推測されます。)
 すなわち、今春のスギ花粉総数が、過去10年の平均と同様ということは、決して例年並みの花粉量と受け止めるのではなく、過去20年の平均を大幅に上回る、スギ花粉の大量飛散が2年連続すると判断することが必要といえます。

②花粉飛散開始時期

花粉飛散開始時期は、おおよそ平年並みもしくはやや暖かいことも予想されるため、2月上旬から中旬、年明けからの気候が暖冬であれば、それより早くなる可能性があると予想されます。

(参考)
【日本気象協会】による12月から2月の長期予報によれば、今年の冬の気候は、平年と同様に晴れの日が多く、平均気温は、平年並または高い確率ともに40%と、例年並みもしくは暖冬傾向と予想されています。
http://tenki.jp/long/detail-4.html?forecast_span=six_month

【環境庁】平成21年春の花粉総飛散量の予測(速報)について
12月22日の発表でも、暖冬傾向影響を受け、飛散開始が早まる可能性が指摘されています。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=10589

③2008年秋のスギ花粉飛散について

秋にスギ花粉が飛散することは毎年見られる現象ですが、2008年秋より年末にかけて、わずか観測されています。
11月下旬、12月中旬~下旬にスギ花粉症の方で、花粉症症状を訴える方がクリニックでもいらっしゃいました。
実際、品川区においても、12月下旬までスギ花粉飛散が測定されました。 
12月下旬までスギ花粉は飛散することは通常あまり経験しないのですが、スギ雄花はすでに花粉をつけ、気温、湿度、風向きにより花粉を飛ばす状態となっていると判断されます。
 そして、そしてスギの木は、もっと寒波が来て気温が下がるとすべての 木が冬眠状態になり、
1月1日よりの最高気温の和(積算気温)が、都内では、約400度になると、飛散を開始します。
 昨年秋から今冬の気温の推移を見ると、秋からスギの木が冬眠に入るのに十分の気温の低下があったと判断され、お正月からの気温の上昇により、
2009年度の花粉飛散は例年通りの2月中旬頃より、条件がととのえばこれより早まる可能性が高いと分析されます。

④スギ花粉症に対する予防的治療について

スギ花粉飛散前より予防をする方は、1月下旬までにクリニックを受診し 、治療を始めることをお勧めします。

(参考:秋のスギ花粉飛散) ※データ利用不可

【参考WEB】

1.慈恵医大花粉症のページ (http://www.tky.3web.ne.jp/~imaitoru/
2.NPO花粉協会 (http://pollen-net.com/
3.東京都の花粉情報
2009年度も、時間単位の花粉予報をメールで配信します。
  現在、登録を受け付けています。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/kafun/
4.環境庁 花粉観測システム“はなこさん” (http://kafun.taiki.go.jp/
5.日本気象協会 長期予報
http://tenki.jp/long/detail-4.html?forecast_span=six_month
6.花粉観察ライブ(毎年スギの着花量をレポートしてくれます)
http://blog.livedoor.jp/melissos/

(追伸)

【当クリニックで減感作療法を施行中の方】

クリニックで減感作療法を受けている方は、花粉シーズン前に鼻症状を悪化させないことが大切です。すなわち、

1.定期的に免疫療法を持続する。
2.維持療法に入り治療期間の短い方は、花粉シーズンに入ったら、注射の間隔をその人の状態により異なりますが、一般に2週間毎につめる。
3.スギと共にハウスダストなどにより重複感作されている方は、スギ以外の発症抗原で鼻症状を増悪させないよう対応する。
4.風邪、インフルエンザ、乾燥した空気で鼻粘膜にダメージを与え、鼻粘膜の過敏性を亢進させないように注意することが、大切です。すなわち、加湿・マスクの使用などにより『乾燥性鼻炎』という状態にならないよう注意することが必要です。

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