メニュー

ながくらクリニック通信vol11(2007/9/5)

 

急に猛暑がさり、秋の気配が感じられる気候になりました。

①ハウスダストアレルギーの増加について
 最近、ハウスダストアレルギーの方が症状を強くして受診するケースが増えていす。
 高温(25度~30度)・多湿(湿度60-80%)という条件は、ハウスダストの原因であるダニの繁殖に適した時期にあたります。そのため、気温の低下してきたこの時期、夏までに繁殖していたダニの死骸・排泄物などが空中に飛び散っている量が増加します。
 それに加え、最高気温・最低気温の低下は、鼻アレルギーの方の敏感な粘膜に影響を与え、過敏性を高めます。そのため、朝のくしゃみ・鼻水(モーニングアタック)を増加させる結果となります。特に、この時期から9月下旬~10月すぎまでは、空中に飛散しているダニ抗原の増加と、鼻粘膜の過敏性の亢進により、鼻症状を増強しやすい時期です。
 症状の強い方は、掃除など生活環境の見直しと共に、治療をお勧めします。

(ダニに関する参考WEB.)
ダニアレルギー(ヤマセイ)
http://www.yamasei.co.jp/allergy/index.html
ダニの繁殖状態(YASAKASANNGYO HP)
http://www.yasakasangyo.jp/

 

②秋の花粉症について
 秋になると、ブタクサの花粉飛散が開始する事は有名ですが、郊外などでは、8月中旬頃より飛散が始まっています。
 都内では、まだこれからと思われますが、北米大陸より種が日本に入り全国に繁殖したキク科の植物の花粉です。
 その他、5月より増加したカモガヤに代表される、イネ科の花粉は、梅雨の時期には一時減少傾向にありましたが、夏頃より、再び花粉が増加傾向を示します。これからの季節は、郊外・河原などで、これらの花粉を吸い込み、眼症状・鼻症状を起こしやすい時期です。(スギ花粉のように100kmを越えて飛散することはなく、局地的な飛散に限られますが、眼の充血・浮腫や呼吸器症状を起こすこともあり要注意です。
 都内ではまだほとんど観測されませんが、近郊ではすでに観測されています。

(参考WEB)
①東京都の花粉情報(平成19年 夏から秋の花粉飛散状況)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/kafun/index.html
②花粉研究室(ブタクサ花粉情報)
http://www.hosp.go.jp/~sagami/kafun.html

 

③来年度のスギの飛散予測
 スギ花粉の飛散量は、前年の夏、特に7~8月の気候に影響を受けます。実際には、最高気温が高く、日射量が多いと、スギの雄花が発育し来年のスギ花粉飛散量は多くなります。
 今年の夏の猛暑を考えると、来年は大量飛散になる可能性が高いといえます。
また近年毎年猛暑になる可能性が高いことには、現状では地球温暖化が止められないことも大きく影響しています。
 まだ今夏の気象条件を分析した結果が入ってきていないため正確な予測はできませんが、今年・昨年のように例年の60-70%しか飛散しなかった少量飛散年にはならず、来年は大量飛散が危惧されます。
(実際の分析データが分かり次第、HP上で逐次リリースします。)

 

④減感作療法について
 毎年少量のスギ花粉によっても鼻症状の強い方・呼吸器症状(花粉による咳発作・咳喘息)・花粉による皮膚症状の強い方など、来年のスギ花粉シーズンに間に合わせるために、根本的免疫療法である減感作療法をはじめる方は、この秋には治療を開始し、年末には抗原濃度を上げておくことが必要です。実際の治療方針は、クリニックでお尋ねください。

 

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME