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ながくらクリニック通信Vol.67(2016/10/10)

2017年スギ・ヒノキ花粉予報 第1報

―来年は東日本の花粉は例年並みか、やや少な目、西日本は少なかった昨年を大幅に上回る多くの花粉飛散が予想されます。― 

◆来春(2017年)の花粉飛散量は、一昨年花粉飛散の少なかった西日本は、昨年の2-6倍と多くの花粉が飛散すると予測されています。 また、東日本は例年とほぼ同じか少な目の花粉飛散が予想されます。

◆舌下免疫療法『シダトレン』を開始する方へ!
2017年スギ・ヒノキ花粉シーズンには、今秋には治療開始して下さい!
免疫療法は効果が出るのに時間がかかります。一般に効果は8-10週ころから出ると言われ、3か月~6か月服用するとはっきり差が感じられる様です。また、少なくとも3年は持続することにより、効果は強く長く持続することが分かっています。

はじめに

2017年は、東日本は、ほぼ例年平均の花粉飛散数であった2016年とほぼ同じくらいの花粉が飛散すると予想されています。
都内で、スギとヒノキ総飛散数が、約4,000個(ダーラム法)と予測されており、1日に飛散する花粉数が30個を超える日が、30日と計算されています。
飛散開始は、今年に入り続いているラニーニャ現象の影響を受けて、やや1月の寒気が南下し寒くなりやすい傾向があるもの、2月は例年通りの気温と予想されているため、
例年通り2月中旬(例年平均は2月14日頃:都内千代田区)と予想されます。

1、スギ花粉総都飛散量(ダーラム法)

飛散予報

今年(2016年)の気象が、7月は全国的に例年並みの平均気温で、日射量も例年並みが多かったことの影響を最もうけ、スギ・ヒノキの雄花の発育は平均的な発育と予想されています。

そのため、2017年春は、関東で「例年平均ほぼ同じくらい」花粉飛散が予想されます。飛散数予測は、約4,000(前年比90~100%、例年比90~100%前後)が見込まれます。
4,000個という花粉数は、花粉数は2,000個(シーズン)を超えるとかなり強い症状を引き起こすシーズンとなると分析されているため、2017年も充分な対策を立てて治療することが必要です。

飛散開始日

昨年より続いているラニーニャ現象の影響を受けて、年明けはやや寒気が南下しやすいため寒くなりやすいと予想されるもの、
2月からに気温は例年並みと予測されるため、飛散開始は、例年通り、2月中旬(例年平均は2月14日頃:都内千代田区)と予想されます。
(飛散開始とは、「ダーラム法で1個以上の花粉が連続して2日測定された初日」と定義されており、飛散開始前にもわずかの花粉が飛散してきており、花粉に敏感な人は、症状を感じています。

初期療法について

花粉の飛散してくる前から、早めに治療薬を使い始めて症状をなるべく出さない(程度を軽く、短くする)ことが可能です。
治療開始時期は、「飛散開始の約1週間位前から、あるいは、花粉を感じたらすぐ」を目安にして下さい。

2017年スギ・ヒノキ花粉情報は、2017年1月1日より連日飛散状況を当HPに連載予定です。
(花粉症治療、舌下免疫療法実施の方も、治療の参考にして下さい。花粉情報は、『慈恵医大の花粉症のHP』、後の『東京都の耳鼻科医による花粉症のページ』http://www.tky.3web.ne.jp/~imaitoru/)を引き継いでいます。)

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