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3月18日(土) 雨で花粉は減少し、スギ花粉は、15.4個、ヒノキ花粉は、2.4個、その他の花粉、5.6個でした。

[2023.03.19]

昨夜から雨が降り続き、夕方には曇となりました。、、最高気温は、9.5℃までしか上がらず、冬へ逆戻りしたようです。花粉飛散は減少し、スギ花粉は、15.4個、ヒノキ花粉は、2.4個、その他の花粉は、5.6個(含むハンノキ)でした。久しぶりの花粉がほとんど飛散しない日となり、息をつける状態と言えます、しかし、明日からは天気は回復し、気温も上がり、雨上がりに、気圧が変化し、風が吹き、気温が上がれば、また非常に多くの花粉が飛散する可能性があります。残りのスギ花粉と、これから、飛散ピークを迎えるヒノキ花粉が飛散してきます。

◆クリニックでは、耐え切れない花粉症症状のため、ゾレアの注射を希望する方が急増しています。

保険適応で接種するには、初診では採血が出来ないこともあり、、抗ヒスタミン薬と点鼻ステロイドを使用してもなお、重症~最重症の症状が一週間以上あることを確認した後、総IgE値を測定し、この値と体重より、必要なゾレアの投与量を、4週ごと、あるいは2週ごとの接種と決定しする必要があります。そのため、2回から3回の受診必要ですので、なるべく早く受診し、接種のために必要な過程を終了して下さい。

【重症花粉症の治療に~ゾレア注射について】更新2023.2.20☞

 

◆1日のうちで、どの時間帯に花粉が多く飛ぶか?についての、都内での実例を紹介します。(No.2)
3月15日の花粉情報に続き、過去に深夜~早朝~午前中に花粉飛散の多かった日を紹介します。
(参考➡3月15日 当クリニック花粉情報:https://nagakura-ac.com/column/3%e6%9c%8815%e6%97%a5%ef%bc%88%e6%b0%b4%ef%bc%89%e3%80%80%e3%82%b9%e3%82%ae%e8%8a%b1%e7%b2%89%e3%81%af%e5%a2%97%e5%8a%a0%e3%81%97%e3%80%81242-0%e5%80%8b%e3%80%81%e3%83%92%e3%83%8e%e3%82%ad%e8%8a%b1


⑴以前記載のあった、昼すぎと日没に花粉が多くなるという発表です。(環境省_花粉症環境保健マニュアル-2014年1月改訂より改定)
◆ 花粉の多い時間帯◆
①気温が上がって午前中 にスギ林から飛び出した花粉が数時間後に昼前後に都市部に到達する。
②上空に上がった花粉が日没後に、放射冷却で大気が冷やされ、地上に落下してくる。
ため、一般的には、昼前後と日没後、と記載されていました。


◎東京都花粉情報(https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/allergy/pollen/index.html)の中の「花粉一口メモ 2023年」(https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/allergy/publications/print_allergy.html#pri06_2)の中の記載をみても、数年前までには花粉が多く飛ぶ時間帯⇔昼過ぎと日没後と書かれていましたが、その記述は削除されています。

 

 

 

 

 

⑵2021年2月23日 今年度最高のスギ花粉飛散(539.9個・ダーラム法)(環境省:花粉観測システム はなこさん)

を見ると夜中から昼過ぎまで、都内で大量の花粉が飛散した事が分ります。

 

 

 

 

 

⑶2016年3月9日 花粉飛散ピークにおけるスギ・ヒノキ花粉数の継時的変化(とうきょう花粉ネット:千代田区:自動測定器)

を見ても、深夜に花粉が発生源(森林)より花粉が舞い上げられ、花粉が都内に次々と到着し、深夜から、雨の降り始める13時まで大量の花粉飛散となりました。

 

 

 

 

 

 

◎このことからも、

通常の気象条件では、

花粉は、『昼すぎと日没に花粉が多くなる』パターンで飛散してくることが多いが、気圧変化、風向き、風速、乾燥などの諸条件が異なると、ありとあらゆる時間帯に花粉は飛散してくる可能性がある。と認識する必要があります。

◎リアルタイム花粉情報(「とうきょう花粉ネット」と「環境省:花粉観測システム はなこさん」)が数年前、中止となってからは、経時的に花粉飛散情報を分析する手段がなくなってしまったのは、残念です。

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