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4月22日(土)スギ花粉、0.6個、ヒノキ花粉、7.4個、その他の花粉143.8個でした。

[2023.04.23]

本日は、朝晩の気温も下がり、日中も気温は上がらず、最高気温も18.4℃までしか上がりませんでした。飛散する花粉は天候による予想より多く、スギ花粉0.6個、ヒノキ花粉、7.4個、その他の花粉、143.8個でした。その他の花粉はシラカンバが39.5個、ハンノキが3.1個、オオバヤシャブシが0.6個、カバノキ科花粉の合計は43.2個となり、ヒノキ花粉より多く飛散しています。コナラが11.7、クヌギが7.1個、クリが4.3個で、ブナ目は計32.1個、イチョウは8.0、クロマツ、アカマツ、ツガのマツ科の合計は13.0個、ヒメカンスゲが0.9個/cm2、エゴノキ(エゴノキ科エゴノキ属)かイヌシデ(カバノキ科クマシデ属:)、7.4個、。カモガヤ?12.7個、クルミ?2.5個でした。

その他の花粉の飛散状況を見てゆくと、

  • ハンノキとシラカバが、スギ花粉に飛散開始前から、シーズン中ずっと、かなり多い数飛散しています。そのため、4月になっても花粉症症状が強い方は、これらの花粉が原因の可能性があります。これらの花粉の大体がアレルギー検査(RAST)可能です。
  • 参考➡ブナ目(ウィキペディア(Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%8A%E7%9B%AE
  • ブナ、コナラ、ハンノキ、シラカンバ、スダジイなどのブナ目の花粉が、都内では4月中旬~5月にかけて増加し、これらの花粉による症状が強い方も、外来で注意して診ていると見受けられる。
  • カモガヤも、4月以降飛散が増えてくるが、スギ花粉のように何百キロも飛ばず、局地的な飛散範囲となる事が通常なため、行動範囲を分析すると、発症の原因かを想定することが可能である。

●花粉飛散終了日の定義とは、『空中花粉測定と花粉情報標準化』委員会の基準では「飛散終了期に、3日連続して、ダーラム法で0/2/日の観測数が記録された最初の日の前日」となっています。

スギ花粉はいよいよ飛散終了に向かいカウントダウンが始まった様です。

クリニックの近隣のスダジイが花粉をつけ始めました。ブナ目の花粉ですが、これらの多くはアレルギー検査(RAST検査)で抗体の有無を測ることが可能ですが、スダジイは測れません。測定できるのは、シラカバ、ハンノキ、ブナ、コナラで、これを測れば、カバノキ科とブナ科が分ります。

【重症花粉症の治療に~ゾレア注射について】更新2023.2.20☞

◎本日までのスギ+ヒノキ花粉飛散総数が7850.9個になりました。東京都の発表による都内のスギ+ノキ飛散総数が11,500個とすると、約68.3%飛散終了した計算になります。

今年は、ヒノキ花粉は、例年遅くまで飛散が残り、少量の花粉は時々5月末まで観測される事もあります。もうしばらく、スギ花粉の飛散終了を見届けるのと、これからのヒノキ花粉の飛散状況を見てゆく必要があります。

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