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ながくらクリニック通信vol22(2008/9/16)
ながくらクリニック通信vol22(2008/9/16)
①2009年スギ花粉予報(第1報) |
Ⅰ.来年のスギ花粉症予報を発表します。
【分析】
①梅雨明けが早く、7月より最高気温が高く日射量が多かった。 ②その反面、8月中旬より雨量が多く最高気温が上がらなかった。 このスギの雄花が、主に7月-8月に主に発育することを考えると、
2009年度スギ花粉予報は、 ①2008年度と同等か条件がととのえばそれ以上、 すなわち、総数、約3,500-4,000個・シーズン と今年度と同等あるいはそれ以上の花粉飛散が予測されます。 実際には、これからの発育状況・天候などの影響により変化しますが、2年連続して大量飛散の可能性が高いと判断されます。
実際の予測は、今後、雄花の着花量の実測値、天候予測などの因子を考慮して、花粉飛散直前まで修正されます。 今後、東京都・環境庁・NPO花粉情報協会などよりスギ花粉予報がアナウンスされます。 その都度、予報を訂正・修正いたします。
Ⅱ.今年の春、2008年スギ飛散の概略が、東京都花粉症対策検討委員会より発表されました。(平成20年8月28日)
【要旨】 ●今春の飛散花粉数は昨春の約3倍。 ◎飛散花粉数は予測を上回った。(飛散する風向の影響) ◎飛散開始日は予測より遅かった。(低温と降雪の影響) ◎飛散が「多い」以上の日数はほぼ予測どおり。(予防や治療に有益な指標) 花粉飛散状況等 ◎今春の飛散花粉数は昨春の約3倍、過去10年平均の約1.1倍。 と、当クリニック通信(2008.5.1 VOL.17の総括とほぼ同様の内容です。) http://www.metro.tokyo.jp/INET/KONDAN/2008/08/40i8t100.htm
Ⅲ.スギ花粉症に対する根本的な免疫治療(減感作療法)について。
◎地球温暖化による今年の夏の猛暑、スギ林が花粉をつけやすい樹齢にあるなどの現象により、2009年春も大量飛散が予想されます。 ◎減感作療法を、来シーズンの花粉症に間に合わせて、効果をあげるためには、この時期には、減感作を開始し、シーズン前に、投与量を上げることが必要です。 ◎今年の例年を上回る花粉飛散により、体内のスギ特異的IgE抗体はより増加しやすい状態です。そして、この抗体価の上昇は、今まで花粉症の発症していなかった方にも、来年は、花粉症症状が増悪する、始めて発症するなどの状況を引き起こしやすくします。 (詳しくは、クリニックを受診してお尋ね下さい。)
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②減感作療法の説明を、HP『病気知識』にアップしました。 参考にして下さい。 |
Ⅲ.スギ花粉症に対する根本的な免疫治療(減感作療法)について。
◎地球温暖化による今年の夏の猛暑、スギ林が花粉をつけやすい樹齢にあるなどの現象により、2009年春も大量飛散が予想されます。 ◎減感作療法を、来シーズンの花粉症に間に合わせて、効果をあげるためには、この時期には、減感作を開始し、シーズン前に、投与量を上げることが必要です。 ◎今年の例年を上回る花粉飛散により、体内のスギ特異的IgE抗体はより増加しやすい状態です。そして、この抗体価の上昇は、今まで花粉症の発症していなかった方にも、来年は、花粉症症状が増悪する、始めて発症するなどの状況を引き起こしやすくします。 (詳しくは、クリニックを受診してお尋ね下さい。)
Ⅳ.病気知識メニューを作成してゆきます。
病気知識メニュー項目
①耳鼻咽喉科 1.耳 2.鼻 3.のど 4.他
②アレルギー 1.アレルギー一般 2.鼻アレルギー・スギ花粉症 3.アトピー性皮膚炎 4.喘息・咳喘息 5薬物アレルギー 6.好酸球性副鼻腔炎・好酸球性中耳炎・.好酸球性咳痰 7. アレルギー治療薬 8.減感作療法 9. アレルギー性鼻炎の対する手術療法・レーザー治療 10. ジンマシン 11. アナフィラキシーショック対策(エピネン使用法) 12、新しい治療法
③スポーツ医学 1.水泳とアレルギー疾患 2.スポーツとアレルギー治療薬 3.ドーピング関係・書類作成 4.サプリメントなど
④ダイビング・航空医学 1.ダイビングの基礎知識 2.潜水医学 3.ダイビングによる障害 4.ダイビングインフォメーション 5.航空医学・航空性中耳炎など 6.他
【以上】
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