ながくらクリニック通信vol20(2008/7 /30)
ジャパンマスターズ大会救護班の報告 |
![]() 以前、水泳部の人・スイミングを楽しんでゆくうち大会に毎回参加される方など、それぞれの思いをもって参加している1年間の集大成のような大会です。 救護室での仕事は、ホームグラウンドとは異なるプールで泳ぐことの影響下、プールサイド・スタート台・サブプールでのアップの際に怪我をする方が多く、体調不全を訴え医務室に来られ、血圧がいつもより高いことに気づかれ、次のレースを中止する方など、無理をしない勇気を持った決断をされる方もあり、アスリートとして、自己の健康管理を的確に把握していただいていることは、正しい判断であり、辞める勇気を持つ決断には頭が下がる思いでした。
この大会での経緯を見て感じることは、選手のコンディショニングが良くなっていることです。ジムトレーニング・プールワーク・サプリメントなどの知識・応用がより科学的に進歩していること、また、60台をすぎてから、練習時間・内容の充実・過去の選手層が、年齢の上がったクラスに出場することなどにより、世界記録のラッシュの連出も素晴らしいことです。また、物事に打ち込んでいる人たちの、生き生きとした表情・試合後の達成感が伝わってくることは素晴らしいことだと思いました。 ただ、多くの事故は、無理のしすぎが最大の原因となっているようです。 |