ながくらクリニック通信vol15(2008/1/15)
【はじめに】
★2008年は大量のスギ・ヒノキ飛散が予想されます。
①都内における花粉飛散総数 | ||||||
スギ花粉飛散総数は、約3000個/cm2/シーズン、これに加えてヒノキ花粉は、400-500個/cm2(スギ花粉の約15-20%)が予測されています。また、スギ・ヒノキの抗原共通性・遺伝子により、約70%の人が両方の花粉症を合併します。 | ||||||
②飛散時期 | ||||||
一般に、スギ花粉は2月より飛散を開始し、4月中旬頃までヒノキ花粉は3月中旬より増加し、5月連休すぎまで飛散します。
これは、飛散数の少なかった昨年の約2倍、過去10年間の平均値とほぼ同じ程度ですが、シーズンのスギ花粉総数が、1,000個、あるいは、1日に50-100個/ cm2を超えると、スギ花粉症の方は、未治療である場合かなり症状が強くなる可能性が強く、特に症状が強く出やすい方には、治療薬でも症状を抑えきれなくなる可能性もあると言えます。 |
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③飛散開始日 | ||||||
飛散開始日は、当初、2月10日から20日前後と予測されていますが、今年に暖冬になる可能性が高いことを考慮すると、これより早くなる可能性が高いとも判断します。 | ||||||
④花粉症対策 | ||||||
<予防的治療>
花粉飛散の開始する1-2週間前、すなわち1月中旬から遅くとも下旬までには、症状を強く出さないため抗アレルギー薬の内服等を使用しはじめてください。 (参照:スギ・ヒノキ花粉数:慈恵医大耳鼻咽喉科アレルギー研究班による) |
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⑤2008年スギ花粉症対策 Q&A | ||||||
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⑥アレルギーの免疫治療 Q&A | ||
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